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唐辛子とダイエット

唐辛子は、ダイエットに効果が有るとされています。唐辛子には、カプサイシンという辛味成分が含まれています。カプサイシン(capsaicin)は、脂溶性アルカロイドでカプサイシノイド(capsaicinoido)と総称される化合物のひとつです。



唐辛子を食べると、その成分のカプサイシンが、中枢神経を刺激して副腎皮質からノルアドレナリンの分泌を促進します。ノルアドレナリンは、アドレナリンと共に、闘争あるいは逃避反応を体に生じさせます。それは、例えば、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させる反応を起こします。この脂肪からエネルギーを放出する作用によりダイエットに効果があるとされているんです。



カプサイシンが働きかける細胞に、褐色脂肪細胞という脂肪細胞があります。褐色脂肪細胞は、エネルギーを消費して熱を産生する機能が発達している脂肪細胞です。唐辛子のカプサイシンは、交感神経の持続的な活性化を引き起こし、ノルアドレナリンの分泌を促すすことで褐色脂肪細胞でのエネルギーの消費を促すとしています。



褐色脂肪細胞は、専ら脂肪を蓄える白色脂肪細胞とは異なり、首、腋の下、肩甲骨周囲、心臓・腎臓周囲の限られた部位に存在し、エネルギーを消費して熱を産生することで体温を維持することに大きな働きをすると考えられています。さらに褐色脂肪細胞は、活性化されると脂肪燃焼リパーゼの生産を活発にすることが広く知られています。



この脂肪燃焼リパーゼが血流に乗って白色脂肪細胞に届けられ、そこに蓄えられている脂肪から遊離脂肪酸が作られ、血液内に放出されます。白色脂肪細胞は全身のあらゆるところにあり、特に皮下脂肪(下腹部、お尻、太もも、上腕に多い)と内臓脂肪(内臓周囲)に分けられます。唐辛子によってカプサイシンを摂ることで血液内の遊離脂肪酸が増加することが確認されています。この遊離脂肪酸が全身を巡り筋肉などに運ばれてエネルギーとして使われます。



唐辛子が、ダイエットに効果が有るとされるのは、唐辛子の成分のカプサイシンが、このようにエネルギー代謝を活発化し、体脂肪の分解を促進する働きがあることによります。また、血行促進効果によって、冷え性や肩こりにも効果があるほか、胃液の分泌を調整するため胃潰瘍にも効果があると言われています。

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